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  • 執筆者の写真マネークリッパー吉沢

映画はいいね。の話



こんにちは、吉沢です。

今日は映画の話です。




昔からほどほどに映画が好きでよく見ていたんですが

20歳のときにふと



「映画好きって言ってる割に有名どころみたことねーな」



と気付いてしまったことがあります。

自分の好きなものしかみたことないなと。




その時、よし映画を見るぞと奮起して

半年で300本の映画を見たことがあります。


アパレルのフリーターをしている期間でした。



実家のリビングに布団を敷き

起きたら目の前のテレビで、ぶっ続けで7本映画を見たりして

そのまま就寝。



はたまた、同時に映画館も好きなので


朝映画館に行き、一人でLサイズのポップコーンを買う。

そのまま3本連続で新作を見る。



そんな日もありました。


そんなこんなで300本。

今ではできない経験だなと思います。




その中で有名どころもよく知られていないものも

数個ピックアップしたい!

見てみて欲しい!


今日はそういうやつです。






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・セッション

・サマータイムマシンブルース

・マーベルシリーズ

・おまけ2作(おすすめはできない)


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セッション(WHIPLASH)


私は多分1番好きな映画です。


面白かったけどそこまでじゃない、と思う人が多いのも分かります!

けど今一度!今一度この作品を見てみて欲しい。



一言で言うと、音楽教師と生徒が切磋琢磨する

みたいな話なんですが


普通に想像する「いい話」ではないんです。

そこらへんの音楽映画とは話の持って行き方が圧倒的に違う。



本当に狂気だなと思う。

音楽での、殴り合いの上の殴り合い


その果ての爆発と言う感じ。




作中で、『Good job』というワードに触れるシーンがあります。


この鬼教師が、「一番危険な言葉だ」として言っているもの。


誰かが頑張った果てに少し失敗をしてしまって

そこで「Good job」と言ってしまったら、どうだ。

そこから何も生まれない、と作中で言っています。



これがラストシーンにかなり関わってくる。



私は一回見ただけでは正直気付きませんでした。

ラスト9分に、息ができないぐらい圧倒されて

なんだこの映画は・・・ってなりました。


でもなぜかとても惹かれて、

結果合計5回映画館に見に行きました。笑




この作品がここまでいろんなところで狂気と言われるものにできたのも

この2人の俳優が物凄い演技をしたからだと思います。


生徒役の俳優さんはこれを機にドラムを練習していて

作中の手の傷や血は本物だそう。


教師役は、これを見るとJKシモンズ意外にいなかっただろうな

とまで思わせる演技力。まじですごい。



いい映画でした。

本当に見せなきゃいけないものを見せないラスト1シーン

って感じです。









サマータイムマシンブルース



2番目に挙げるならこれです。

セッションとは真逆のような映画。


毎年夏に必ず見たくなるので

もうそろそろ暑くなると、また見るんだろうなあ。


この映画の雰囲気こそ「大学生の夏」って感じがします。

馬鹿でアホで、何やっても許されて何やっても面白い。

暑い日にクーラーつけてゆるい気持ちで見たい。




けどこの映画のすごいところは構成をしっかり考えてあるところ。


ここまで綿密に話を作った後

その真面目さを見せないようにバカに演出してるところに

物凄い真面目さを感じる。




壊れた部室のエアコンのリモコンをどうにか取り戻すだけに

タイムマシンを使いまくる話です。


これがもうひたすらにおもしろい。

なのにバチバチに伏線が張ってあって、

どんでん返し系が好きな私はもう大満足。


2回目見ると、1回目では気付かなかったいたずら心にニヤニヤします。



キャストも今見るとみんな若くて良い。

個人的にはムロツヨシを初めて見たのはこれな気がします。

あと若い真木ようこがひたすらになんかエロい。



これは見るのに体力がいらない・でも話がちゃんとしていて緩急がある

ということで家で暇している人におすすめ。








マーベルシリーズ(MCU)


これは私もまだ深い知識じゃないので3番目に。


今までジャンル問わず見てたつもりでも

なかなか手を出せなかったアメコミ映画。


ジョジョとおんなじで、

見た目がそもそも得意じゃないから候補にもなかった系。

おすすめされてやっと去年見たやつ。



そもそも、マーベルってなんぞ??スーパーマン的な?

服とかで『MARVEL』文字はやたら見る。アメコミっぽいのはわかるけど

厳密になんなのかわかんね状態。



どうやら、アイアンマンとかスパイダーマンとか

聞いたことある、単発映画だと思っていたものが

何作も同じシリーズだということを去年初めて知る。



ざっくり言うと

ひとりひとりのヒーローの紹介映画があって

その時代背景が実は全部繋がってる系。


だからスパイダーマンだけ、とか

キャプテンアメリカだけ、とか映画一つ見てもそこまで面白くない。

(面白いけど)



なので一応見る順番というか、

公開順に見ないとそのうちわけ分からなくなってくる。




(公開順をまとめたサイトを一応載せておきます)

https://filmaga.filmarks.com/articles/3149/




しかしいかんせん作品数が多い。

べらぼうに時間がかかる。


全世界では大受けしてるのに、

日本人はこの「長い系」についていけない傾向がある。

だから手を出せなかったんだろうな。




でもその先に待ってたのはまじでヤバイ薬みたいなもんだった。

耐えてよかった、こんな大作を知らずして死ぬところだった


と言えるぐらい、我慢の先にすごいものが待ってる。



それこそ、どんでん返し系・伏線系が好きな私は

ハマらざるを得なかったです。





ちなみに去年公開した「アベンジャーズ/エンドゲーム」は

現在世界興行収入で1位になっています。

wikipediaより


別の話だけど、こう見るとディズニーってはかり知れんな・・。






おまけ

正直、おすすめできないというか、話のネタでしかないですが

私の記憶になぜかうっすらある2点。




「ザ・トライブ」

まじで異質映画。

登場人物が全員ろうあ者の話。



2時間まるまる言葉がない映画って、他に見たことないです。



特に字幕とか説明もないので

手話を知らない側からすると何の話をしているのか全く分からない。


ずーーーっと、手や肌の打つ音がペチペチ聞こえる状態で物語がさっさと進む。




普段、音が聞けなかろうが声が出せなかろうが

別に何も感じない派だと思ってたけど


普段ろうあ者の人たちが日常で感じている「おいてけぼり感」って

こんな感じなんだな、と思った映画です。




ネタバレですが、途中で1人の男の子が

トラックに轢かれて死んでしまいます。



これだけ聞いたら普通、道路に飛び出したとか

そう言うことをイメージすると思うのですが、違うんです。



ただ、止まってたトラックの後ろでタバコを吸ってて

不意にそのトラックがゆっくりとバックを始める。


その、ピーッピーッ音すら聞こえず、轢かれてしまう。




何年も前に1回しか見たことないのですが

その衝撃が本当に大きくて、なんとも自分の中に残っている映画です。








「嗤う分身」


私生活も性格も何もかも冴えない主人公の職場に

自分と同じ顔をした、真逆の性格の男が入ってくる。

その男に自分の全てを奪われていくという話。



先に言っておきますが、話に期待はしちゃだめなやつ。


意味わかんない系の映画に耐えられない人は

100パーセント面白くない。



ただ、なんでここに載せたくなるのかなあと

思うぐらい、不思議な感覚自体がこの映画の魅力。


最初から最後までずっと雰囲気が「重い」「暗い」「謎」。


なのに話してる内容は結構ライトだったりギャグ寄りだったり

重いのに軽快。

独特な雰囲気を纏ってる。



どこの部分を切り取っても絵になる系。


ふとした意味のなさそうなブルーのサイドのライティングとか

ぐんと引いた構図に人影のシルエットとか、音。



この雰囲気がものすごくたまらない。

写真やってる人でこの雰囲気が好きな人は一定層いると思います。



日本語ではなく、本家の予告を見ると

すこ〜し伝わるかも。


まあ、共感する人はほぼいないかもな。

面白いけど面白くないし。


まじでよくわかんない世にも奇妙の話を見たときの感覚が近い。




あと途中で「上を向いて歩こう」が流れてびっくりする。笑










どうでしたでしょうか。


ここまできっちり読む人なんかほぼいないんでしょうけど

まとめるの楽しかったです。


お腹すいたな!



マネークリッパー吉沢



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